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医療トピックス[長野県版]

相澤病院が初のQI大会 医療の「品質向上」目指す

医療タイムス 長野県版 2017.06.12 
医療ニュース
 相澤病院(田内克典院長)は10日、院内各部署が2016年度に行った医療・サービスの品質向上に向けた取り組みを発表する「QI」大会を開いた。取り組みを共有することで新たな品質改善への実践を促すほか、部署間のコミュニケーション強化などを期待する試みで、初めての開催。140部署から選出された14部署の発表を職員約70人が聴講した。
 大会では、16年度目標に対する取り組みが高評価だった14部署が発表し、相澤孝夫理事長ら6人の審査員が優秀賞など4賞を選んだ。
 最優秀賞を受賞したME課医療機器管理部門の大竹茜氏は、中央管理機器の定期点検について、予定月内での実施率向上を目指した取り組みを発表。医療機器管理システムで「点検注意」のフラッグが出る時点を早め、フラッグが出た機器を貸し出さないようにするといった手順の見直しや、機器の特性により稼働率が低い季節に点検を集中させるなどの業務改善を行った結果、予定月内の点検実施率が向上したと説明した。大竹氏は、15年度の75.2%から16年度は99.9%に向上し、100%が6カ月継続したとの成果を示し、「点検を行うことで安全性の高い機械を提供できている。さらなる安全性向上に力をいれていく」と強調した。
 同院では従来から、それぞれの部署で品質改善の取り組みを進めてきたが「(取り組みが)表に出る場はなかった」と矢ケ崎昌史QI室長。取り組みを共有することで互いに影響を与え、新たな品質改善につながると期待する。大会は今後も継続し、病院全体の品質改善向上を目指しながら、将来的には院外にも公開して「地域医療の質向上に寄与できるといい」と話した。【6月13日号タイムスFaxに掲載】
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