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医療トピックス[長野県版]

救急ワークステーションの試行運用開始 県内初、長野市民

医療タイムス 長野県版 2017.09.01 
医療ニュース
 長野市民病院(池田宇一院長)は1日、救急隊員が病院で実習を受けながら待機し、出動要請がかかった時に病院から救急現場に出動する体制の「救急ワークステーション」を県内で初めて試験的に運用を開始した。必要に応じて医師や看護師が救急車に同乗し、病院から救急現場へ向かうことができ、より一層救急医療の質を高めていく。
 同院の救急ワークステーションは長野市内の鶴賀消防署をはじめ、若槻、柳原、東部の各分署がそれぞれ2週間交代で救急車1台と救急隊員3人を配置。試行運用開始時は、毎週月、火、金曜日の午前9時から午後5時まで救急隊員が常駐し、今後の状況を見ながら曜日を増やす予定だ。
 救急隊員が直接医師や看護師から指導を受けながら挿管や点滴などの実習を重ね、知識と技術を身に着け救命率の向上や後遺症の軽減を図る。病院と消防署が連携することによって、病院前救護体制を強化させる。
 同日、同院で行われた開始式で池田院長は、「より地域に安心・安全で、必ず救急医療のレベルアップにつながると確信している」とあいさつした。また、開始式後の取材に対し「今後の救急医療に必要な活動。県内の医療機関の見本になるように取り組んでいく」と意気込みを語った。
 なお、試行運用は2019年3月までで、さらに救急医療を強化させ地域医療を担っていく。【9月4日号タイムスFaxに掲載】
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