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医療トピックス[長野県版]

最高水準の大学目指して 福嶋信大教授の最終講義

医療タイムス 長野県版 2017.02.27 
医療ニュース
 3月末で定年となる信大医学部遺伝医学・予防医学教室教授福嶋義光氏の最終講義が、24日夜あった。福嶋氏は医学部での22年間の教育、研究を振り返り、赴任した際に考えた信大のキャッチフレーズ“The Highest Level University” を目指した道を語った。
 福嶋氏は1995年に衛生学講座教授として赴任。その後講座(教室)名は2001年に社会予防医学講座遺伝医学分野、06年から現在の遺伝医学・予防医学に変わったが、一貫して取り組んできたのは、細胞遺伝学を基本とする遺伝医学研究だ。
臨床遺伝医療の実践の場として全国に先駆け遺伝子診療部を立ち上げた。その後、全国の先進医療施設で遺伝カウンセリングを行う遺伝子医療部門が設置され、全国遺伝子医療部門連絡会議(信大が事務局)には、全ての大学病院を含む114施設(昨年10月現在)が加盟している。
 今後必要となるのは、遺伝カウンセリングとともに、現在は研究として行われることの多い遺伝子解析、ゲノム解析、遺伝学的検査を、通常の医療の仕組みの中に取り入れていくこと。そのために遺伝子診療部を昨年10月に遺伝子医療研究センターに改組した。信大での実践をモデルとして全国に展開しようとする取り組みは、国からも高く評価されている。
 福嶋氏は11~14年に医学部長を務め、耐震改修の時期にあたっていたこともあり環境整備に努めた。【7月28日号タイムスFaxに掲載】
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