浅間総合病院(村島隆太郎院長)は、糖尿病専門医と肝臓専門医による肥満(症)改善が目的の「スマート外来」を1日から開始した。担当医師は内科部長で糖尿病センター副センター長の西森栄太氏と、肝臓病専門医で外科医長の尾形哲氏がそれぞれ毎週木、火曜日に診療を担当。医師、管理栄養士、看護師を中心とした外来のほか、入院プログラムも準備している。
同外来では、ほかの医療機関に高血圧、糖尿病、脂肪肝で通院している患者の併診や、一時的に同院への通院など受け入れ、病病・診連携を図っていく。受け入れる年齢は18歳以上で、BMIが25以上が対象となる。
同院によると、2016年末に肥満症・脂肪肝の患者約60人にカロリーや糖質制限の食事療法を中心とした治療を行い、臨床研究の結果、約85%の患者が成功したという。
また、9月21日に開く第77回浅間総合病院健康ネットワーク21講演会では、「肥満・脂肪肝を食事で治す」をテーマに西森、尾形の両氏が講師を務め、肥満・脂肪肝の予防と改善のための食事療法や、スマート外来について講演する。
問い合わせは同院地域医療室(Tel 0267-67-2295)へ。【8月29日号タイムスFaxに掲載】