長野赤十字病院(吉岡二郎病院長)は14日、同病院で今年度の医療救護班で活動する職員35人の任用式を開いた。辞令交付後、吉岡病院長は「医療救護班は本日の研修をはじめとして、ほかの職員よりも一層災害に対する意識を深めて、平時から非常時の備えを心掛けてほしい」と激励した。任期は同日から来年度任用式の前日まで。
1個班は医師と薬剤師が各1人、看護師3人、事務職2人の計7人で構成。災害発生に備え常に5個班が待機する。同病院によると、他病院では1個班は6人で編成されているが、慢性疾患患者への薬物療法に対応するため、同病院の医療救護班には薬剤師が加わっている。
決意表明で外科医師の柳沢直恵班長は「任務の重要性を認識して自己研さんに励み、救護活動はもとより、各種災害訓練などに積極的に参加する」と述べた。
昨年の熊本地震災害時では、同年4月から5月に医師や助産師、看護師らが派遣され、診療活動に当たった。【4月18日号タイムスFaxに掲載】