今春の診療報酬改定でオンライン診療料が創設された。厚労省によるガイドラインも発表され、「オンライン」が普及するための環境が整ったようにみえる。しかし実際にIOTを活用する医師たちからは制度と臨床の矛盾が多いとの声もある。今夏開かれた日本外来小児科学会では、オンライン診療に取り組む医師らが登壇。その可能性について、これまでの実績から報告があった。
「利便性だけでなく医療者の働き方改革、イノベーションにも応えるツールだ」
厚生労働省医政局医事課 課長補佐 久米 隼人 氏
「乳幼児や障がい児の通院困難ケース 医療の質向上にもつながる」
外房こどもクリニック 院長 黒木 春郎 氏
「オンラインが患者家族のQOL向上 遠隔健康医療相談で子育てを支える」
株式会社Kids Public 橋本 直也 氏
「スマホ2台持ちで、どこでも診察できる IOTを使いこなす医師たち」
東京都医師会理事 目々澤 肇 氏
「オンライン診療に合う精神科と小児科 制度と臨床の矛盾を解消するために」
株式会社メドレー 代表取締役医師 豊田 剛一郎 氏