国立研究開発法人国立がん研究センター(中釜斉理事長)は12日、全国のがん診療連携拠点病院などから収集した院内がん情報を用いて、①2011年の1年間に診断された患者の3年を経過した生存率(11年3年生存率集計)②08年、09年に診断された患者について、治癒の目安とされる5年を経過した生存率(08 〜09年5年生存率集計)― について報告書をまとめウェブサイトで公開した。
【3年生存率】
がんの3年生存率を初めて集計~全体で71%、膵臓は15%に
【5年生存率】
08〜09年診断の患者の5年生存率、がん全体で65.8%に
【都道府県別】
各都道府県からの意見とともに公表~医療の質を見直すきっかけとする
【年齢の乖離】
高齢者では実測と相対生存率が乖離~がん以外の要因が大きいか