介護離職の話題がかしましい。公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団は11日、介護をする家族にスポットをあて、シンポジウムを開催。介護者にとって負担が大きくなりがちな認知症のケースを取り上げ議論した。なかでも介護のため仕事を離職し、自らも介護うつとなった経験者の発言が波紋を呼んだ。
■問題提起
「仕事と介護の両立と介護離職「自分以外に親を介護する人がいない」」
公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団常務理事 樋渡泰典氏
■経験者の声1
「仕事中にも母親から電話が母の介護優先で家族関係が険悪に」
認知症の人と家族の会会員 坂本恵司氏
■経験者の声2
「自らも介護うつで依存症に家族の苦しみは経験しないと分からない」
田中充夫氏