くろさわ病院(黒澤一也院長)は今月から、3階北側の療養病棟40床全てを「地域包括ケア病棟」に移行した。急性期治療を経て病状が安定した患者に対し、リハビリや治療、相談支援を通じ、在宅や高齢者施設に復帰するまでのサポートを行っていく。
リハビリテーションセンターを併設する同院は、もともとリハビリに重点を置いており、早期退院や多様化する患者のニーズに応えてきた強みがある。同棟では、患者の身体機能や日常生活動作能力の向上のための支援をメーンに、在宅や施設復帰までの総合的サポートを行う。
また、同院では患者や家族がイメージする退院後の「こう在りたい」姿に備えるため、地域連携室スタッフを中心に医療・介護の関係者が連携し復帰の相談に応じる。さらに、退院後に急変した在宅や施設の療養患者の受け入れ、レスパイト対応としても運用していく予定だ。【10月16日号タイムスFaxに掲載】