佐久大学大学院(堀内ふき学長)と放送大学大学院(来生新学長)は12日、単位互換協定を結んだ。佐久大院生は、放送大学大学院の科目を履修できる。県内の大学院と放送大学大学院が協定を結ぶのは初めて。
佐久大学大学院生は2018年度から特別聴講学生として放送大学大学院の科目を履修できるようになり、修了要件の単位として認定される。互換対象となるのは、看護師特定行為研修共通科目8科目9単位(臨床病態生理学、臨床推論、フィジカルアセスメント、臨床薬理学、疾病・臨床病態概論、医療安全学、特定行為実践、特定行為共通科目総合演出)。
佐久大学では18年度から、在宅や介護施設などでの特定行為研修を含んだ「プライマリケア看護コース」を設置予定。放送大学の共通科目を履修することで通学の負担も軽減される。
調印式には両大学の学長らが出席。堀内学長は「医師の役割の一部を担う高度実践看護師を育て、地域における看護の役割拡大につなげたい」とあいさつした。【9月19日号タイムスFaxに掲載】