県は12日、県健康づくり推進県民会議(関健会長=県医師会副会長)を県庁で開いた。信州保健医療総合計画(2013~17年度)の「健康づくり分野」で、現計画の最終評価結果が234項目中75項目が「目標値に達した」と報告。また会議では、来年度から始まる次期計画の内容について確認した。
同計画の健康づくり分野は、「栄養・食生活」「身体活動・運動」「こころの健康」などの8本柱、215指標で構成している。重複指標を除く155指標(234項目)についての評価最終結果は、「目標値に達した」が75項目、「目標値に達していないが改善傾向にある」が47項目、「変わらない」が66項目、「悪化している」が32項目、「評価困難」が14項目となった。
このほか、保健・医療関係や学校関係といった各団体が、項目ごとの指標に関連した取り組みと今後の課題を報告した。
最終年度を迎えた同計画について、山本英紀県健康福祉部長は「健康づくりとは何のためにやるのか、住民をどうやって巻き込んでいけばいいかを改めて考えてほしい」と呼び掛けた。
■専門的分野の部会設置へ
県は、8月から同会議に専門的な分野の部会を設置すると報告。これにより、さらに細かな分野別現状把握や課題の抽出などを行い、計画素案を決めていき、来年1月に開かれる県民会議で次期計画案について話し合う予定だ。
次期計画については、期間を現行の5年間から18~23年度の6年間に変更することや、アルコール健康障害対策推進計画を新たに盛り込むとした。【7月14日号タイムスFaxに掲載】