25日朝、県南部を震源とする地震が発生し、木曽郡木曽町で震度5強を観測。地震により県立木曽病院(井上敦院長)は、スプリンクラーが破損して、病室が水浸しになるなどの被害に遭ったが、職員の迅速な対応によって患者にけがはなかった。
北病棟4階のスプリンクラーが破損した影響により、27日現在、病室の一部が使用できなくなっている。さらにエレベーターの隙間から水が流れ1階まで到達。エレベーター1基が安全確認のため停止中だが、近日中には復旧する見込みだ。
同院によると、2014年に起きた御嶽山噴火時の経験によって、職員の連携がスムーズに行えたという。病院側は取材に対し、「地震発生当日は、救急搬送の受け入れを一部規制したが、翌日からほぼ通常体制になっている」と話した。【6月28日号タイムスFaxに掲載】