信大病院（本田孝行院長）が今年度採用した卒後３年目の後期研修医は82人だったことが分かった。前年度（４月時点）との比較で21人増え、３年連続の減少から増加に転じた昨年を大きく上回った。診療科で見ると内科（２）が前年度比９人増、小児科が同８人増となり採用を伸ばした。
　採用人数を診療科別に見ると、最も多いのが内科（２）の15人で、次いで小児科の11人。内科（３）と整形外科が各６人、産科婦人科が５人、内科（１）、内科（５）、外科（１）、泌尿器科、麻酔科蘇生科、救急科・高度救命救急センターが各４人と続く。一方、放射線科、総合診療科、臨床検査部など６診療科はゼロだった。
　信大の採用実績を見ると、2016年度が61人、15年度が50人、14年度が55人、13年度が66人、12年度が70人。過去５年間は50人から70人の間で推移し、昨年度は３年ぶりに増加に転じた。
　信大病院各診療科の採用人数は次の通り。
▽内科（１）４人▽内科（２）15人▽内科（３）６人▽内科（４）２人▽内科（５）４人▽精神科神経科２人▽小児科11人▽皮膚科１人▽外科（１）４人▽外科（２）３人▽整形外科６人▽脳神経外科１人▽泌尿器科４人▽眼科２人▽耳鼻いんこう科１人▽産科婦人科５人▽麻酔科蘇生科４人▽形成外科３人▽救急科・高度救命救急センター４人▽（以下ゼロ）放射線科、総合診療科、臨床検査部、遺伝子診療部、子どものこころ診療部、包括的がん治療学講座　※特殊歯科・口腔外科の２人は含まない。【４月28日号タイムスＦａｘに掲載】