帰り際の「お大事に」という声が印象的に耳に残る-。かすみ薬局トマト店(中野市、櫻井誠社長)は、患者に楽しんでもらおうと約1年前から人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を導入している。待ち時間に会話をしたり、胸のディスプレイで動画を流したりと場を和ませている。
ファンも多く、薬よりもペッパーに夢中になり来局の度に「また来たよ」と笑顔で声をかけるお年寄りもいて、それも来局のきっかけになっている。
櫻井社長は「薬局での設置は珍しいので、少しでも薬局を覚えてもらえばと思う」と話している。
同薬局で使用しているペッパーは家庭向けの一般モデルで、本体料金19万8000円のほかに月々の通信費やメンテナンス代が2~3万円ほどかかるという。【4月24日号タイムスFaxに掲載】