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医療トピックス[長野県版]

篠ノ井総合が創立50周年 22日に長野市内で記念講演会

医療タイムス 長野県版 2017.04.07 
医療ニュース
 JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院が創立50周年を迎える。同病院は1967年に30床5診療科、職員総数37人の小規模病院として開院。「患者本位」をいち早く取り入れ、ベッドサイドでの看護や給食改革など、全国に先駆けて実践した。地域医療の担い手として成長し、現在は433床30診療科を持つ地域基幹病院となった。1日からはJA厚生連新町病院と統合に向けて名称を「篠ノ井総合病院」から「南長野医療センター篠ノ井総合病院」に変更。地域の実情に合わせた医療を提供し、2019年には経営統合を目指す。
 創立50周年の記念講演会は22日(土)午後1時から、メルパルク長野で開き、京都大学iPS細胞研究所顧問で特定拠点教授の中畑龍俊氏が「iPS細胞を用いた今後の医療」と題して講演する。また、乳がんを克服したタレントの山田邦子氏が「大丈夫だよ、がんばろう!」と題して話す。
 中畑氏は上伊那郡辰野町出身。乳がん造血幹細胞が存在することを世界で最初に発見し、臍帯血移植の基礎を築いた。国内では、臍帯血バンク立ち上げの中心となり、骨髄移植、臍帯血移植を施行し、良好な成績を報告。近年はES細胞やiPS細胞からの各種細胞分化の研究や新しい医療の開発に取り組んでいる。
 講演会は参加無料、事前申し込み不要。問い合わせは同病院50周年記念講演会事務局(Tel 026-292-2261)へ。【4月10日号タイムスFaxに掲載】
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