診療所や老人保健施設などを運営する飯山市の医療法人みゆき会は4月から、同会みゆき会クリニック(坂江芳朗院長)に婦人科と女性向けにリウマチを新設した。岳北地域では婦人科を標榜する医療機関が少なく、リウマチは女性に多いとされることから、女性のための診療科を増やした。
婦人科は1日から、毎週木~土曜日の週3日、グループ法人の小島病院の横山元信医師が、リウマチは同6日から毎週木曜日、長野市民病院の南澤育雄医師がそれぞれ診療を始めた。
診察は仮設として、婦人科が老健北側診察室、リウマチ科は同クリニックだが、来年1月に東側隣接地に健診センターも備えた建物を新築する。
同クリニックは2004年1月開設し、現在の内科、心療内科、神経内科、神経科の4診療科に今回の婦人科とリウマチ科が増え6科となる。
同法人の藤沢京子統括本部長は「医療資源が少ない部分で地域貢献していきたい。経験豊富な医師が着任したので、病診・診診連携し利用してほしい」と話している。
同法人はクリニックのほか、老健(定員100人)、通所リハ(定員105人)、ショートステイ(定員50人)、精神科デイケア(定員50人)、スタッフ用託児所を運営している。グループでは長野市の小島病院、下高井郡木島平村で特養を運営する社会福祉法人みゆき福祉会がある。【4月6日号タイムスFaxに掲載】