JA長野厚生連小諸厚生総合病院訪問看護ステーションこもろたてしなサテライトと、老人保健施設こまくさ訪問リハビリテーションたてしなサテライトは1日、北佐久郡立科町芦田の社会福祉法人ハートフルケアたてしな(宮澤政恒理事長)内に事務所を移転した。医療介護の連携推進が目的で、2つの法人が同一施設内に事業所を置くのは県内初という。
移転先はハートフルケアたてしなのすずらん事務所内。同施設は介護老人福祉施設すずらんのほか、デイサービスセンター、グループホームなどの介護事業部門を持つ。訪問看護ステーションと訪問リハビリテーションが入ることで、利用者の自立に向けた生活支援のさらなる強化を図る。
小諸厚生総合病院地域ケア課長の佐藤浩氏は連携の一例として、「ハートフルケアたてしなのグループホーム部門に、訪問看護ステーションと訪問リハビリステーションの医療分野が関わるなど、可能性が増え安心が生まれる。医療介護の連携をこの地域から広めたい」と語った。
ハートフルケアたてしな総合施設長の佐藤繁信氏は、「施設内の医療強化のほか、立科町の地域包括ケアシステムにおいて不足している在宅医療を、互いに連携することで町全体の安心につなげることができる」と話した…【4月5日号タイムスFaxに掲載】