国際協力機構(JICA)青年海外協力隊のシニア海外ボランティアとしてバヌアツに派遣される看護師の小尾りつ子さんが22日、出発を前に県庁を訪れ、中島恵理副知事と懇談した。28日に出発し、2年間バヌアツのポートビラ市にある看護師養成学校で看護教育を担当する。
小尾さんはシニアボランティア対象となる最高年齢の69歳。佐久総合病院で看護師を務めた後、イギリスで看護師免許を取得。信大を始めとする国内大学の看護系学科で教鞭をとった。定年退職後、同ボランティアで派遣されるチャンスを2回得たが、けがや事故で辞退し3度目の挑戦となった。「年齢制限ぎりぎりで念願がかなった。医師や看護師不足の現地でこれまでの経験を生かし、役に立ちたい」と決意を語った。【3月24日号タイムスFaxに掲載】