JA長野厚生連富士見高原医療福祉センター老人保健施設「みづうみ」(代田廣志施設長)では、看取りにかかわったことがないスタッフが4割いることから、昨年10月から同施設の看護師と介護士を対象に「ターミナルケア」の研修を独自で始めた。現在、看護師が主に看取りを行っている。一方、施設の場合、介護士も入所者と接する時間が長く、生活を見守ってきた場面が多いため、最期の看取りに力を入れ、入所者の家族と施設スタッフが一緒に見送れる場所を目指していくという。
研修は毎回約10人ごとのグループで行い、同施設長補佐・看護師長の蟹江弓子氏と、看護師の井上真由美氏が中心となり、ターミナルケアの役割や考え方などを講義し、入所者役のモデルを準備して介護スタッフらが実践する内容。化粧や着付けなどの一連の流れを行い、経験を積ませた…【2月24日号タイムスFaxに掲載】