JA長野厚生連(内堀茂理事長)は27日の臨時総会に、財務計画を含む2015年度事業計画を提出し、可決された。財務計画では、病院再構築に係る減価償却費の増加などから、厚生連全体では前年度の22億円余を上回る28億1200万円の当期損失金を計上した。
議案説明によると、15年度の事業収益は947億4300万円(対前年度比102.4%)、対する事業費用は978億4100万円(同102.6%)で、費用の伸びが収益を上回ると予測。設備関係費のうちの減価償却費には73億3200万円を計上し、内堀理事長は「いよいよ減価償却費が増えてきた」と説明。給与費や法定福利費の伸びなども重なり、「当初から赤字計画を立てざるを得ない状況」と述べた。(2015.3.27)