新型コロナウイルスの感染流行が、世界中で収まる気配がない。日本でも政府は2回目の緊急事態宣言を3月21日、全面解除したが、それを見透かしたかのように各地で感染者数が増加。4月5日からは「まん延防止等重点措置」が、大阪、兵庫、宮城3府県を対象に初めて適用された。3月上旬、長崎大学とロンドン大学を結ぶ日英公開シンポジウム「新型コロナとグローバルヘルス」が開催されたのを機に、世界の動向を踏まえながら日本のコロナ対応の遅れを軸に、問題点や課題を洗い出し、今後の対応に必要な論点にとして役立てたい。
■いまだに少ないPCR検査 なぜなのか
■コロナ対策に見る科学と政治の関係
■脆弱なコミュニケーション その克服には
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