「在宅緩和ケア充実診療所加算」が2016年度診療報酬改定で認められ、初めて診療報酬に在宅緩和ケアが明記・認知された。日本のホスピス緩和ケアは病棟中心に発展してきたが、14日開かれた日本ホスピス緩和ケア協会年次大会では、病棟緩和ケアの文化を地域、在宅に広げていくべきだと訴えた。ここでは前野宏氏の基調講演を掲載する。
【緩和ケアの歴史】
病院内で進歩した日本の緩和ケア
看取りの文化を地域に、在宅に
【在宅ケアの実態】
患者自身の在宅の意志に腹をくくる
家族を励まし、家族力を引き出す
【緩和ケアの基準】
緩和ケア病棟の歴史は40年
看取りの文化を地域に還元へ
【在宅緩和ケアの基準】
チームは必要に応じて柔軟に構成
コミュニティでのケアチームの役割を明記