現在は岡山市立市民病院の事務局長を務める豊岡宏氏は、2012年3月から公募で和歌山県橋本市の橋本市民病院事務局長に就任。同院の経営改革にらつ腕をふるった。改革では医療の質の改善と経営再建のためさまざまな施策を実行。最初の1年間で4億6000万円の損益改善に成功した。その概要を明らかにする。
【病院の状況】
収益が少なく費用が多いことで構造的な赤字に自治体病院の新しい経営改革モデルを構築
【経営・運営力の増強】
DPC分析に基づく問題点を摘出病院の機能分化を明確に
【改革の流れ】
経営改革がスタートしてからの経緯