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「医療安全対策加算」で専従医師配置を提案 中医協(10/16)

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中央社会保険医療協議会総会は11日開き、医療安全対策、救急医療などの診療報酬上の評価について議論した。医療安全対策について厚生労働省は、専従の医師の配置を「医療安全対策加算」の要件に追加することを提案したが、診療側委員は医師不足や人件費高騰につながりかねないなどとして反発。代わりに専従要件を緩和し、他の業務との兼任を一定程度可能とすることを要請した。
「医療安全対策加算」には2区分あり、高点数の1は、医療安全に関する研修を修了した専従の薬剤師、看護師などを医療安全管理者として配置することが要件だが、医師の配置は求められていない。特定機能病院では2016年6月に、医療安全管理部門への専従医師の配置が承認要件に追加されたが、特定機能病院以外であっても、医療安全部門に専従の医師を置いている病院は、専従の薬剤師または看護師を置いている病院に比べ、医療事故における再発防止で、統計学的に2.9倍有効な立案を行っているとのデータがある。
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