外来診療でも在宅診療でも、医師か患者のどちらかに移動時間という負荷が発生する。この負荷を軽減する遠隔診療で、対面診察を義務付けた医師法20条を堅持しつつ規制緩和に向けた法整備が進んでいる。ICTの普及も遠隔診療の促進に寄与している。当面の焦点は、2018年度診療報酬改定にどれだけ反映されるかである。
(9月2日、メドピア株式会社主催シンポジウム「『遠隔診療』の“今”をつかみ“未来”をつくる」での各演者の発言から)
■遠隔診療の規制緩和が進むがあくまで対面診療の補完措置
■遠隔診療の大きなハードルは医療従事者の過剰な嫌悪感
■遠隔医療相談で多い疾患・症状は、男性が腰痛・うつ、女性はアトピー・腰痛
【討論】
利用が伸びている分野は診療よりも相談
アクセス環境の提供は医療のあるべき姿