厚生労働省は現在、外国人患者を受け入れにあたり、多言語での診療案内など体制整備のための間接補助事業を実施する病院を公募している。外国人観光客などの急増やグローバル化の進展などにより、訪日・在日を問わず全国的に外国人患者への対応体制の整備が目的。間接事業は、①電話通訳などの医療通訳サービス導入②院内表示の多言語化③診療申込書や問診票、外国人向け院内文書の多言語化④外国人患者受入れに関わるシステムの改修―などがある。補助金は費用の1/2が支給され、1病院あたり上限額は854万8000円。
公募期間は6月21日(水)までで、件数は50件を予定している。
同事業は、すでに2016年度補正予算事業として開始されており、今回は二次募集として、補助金支給の対象となる「外国人患者受入体制整備支援病院」の追加選定。
問い合わせは公募事業所の日本医療教育財団(Tel 03-3294-1744)へ。