中央社会保険医療協議会(中医協)と社会保障審議会介護給付費分科会は22日、1回目の「医療と介護の連携に関する意見交換」を開催した。2018年度の診療・介護報酬の同時改定に向けたもので、今回のテーマは「看取り」と「訪問看護」だった。
このうち看取りの議論では、在宅患者が本人や家族の意思に反して病院に搬送され望まない救命措置が行われる事例があることや、終の住処であるはずの特別養護老人ホームの一部に看取りを行っていない施設がある点に、問題意識が明らかになった。そのことから事前に看取りに関する患者本人や家族の意思(リビングウィル)を確認することの難しさや、在宅関係者間での情報共有の不十分さが改めて浮き彫りになった。