政府は20日、2017年度当初予算案と16年度第3次補正予算案を国会に提出した。17年度予算案の一般会計総額は、16年度当初予算比0.8%増の97兆4547億円と過去最大。保育・介護人材の処遇改善や給付型奨学金など「1億総活躍社会」実現に向けた施策を盛り込んだ。3月末までの成立を目指す。
17年度予算案の政策的経費は1.1%増の73兆9262億円。最大の歳出項目である社会保障関係費は1.6%増の32兆4735億円と膨張したが、医療・介護分野で一定以上の所得がある高齢者の負担を増やすなどして、伸びを5000億円以内に抑えた。地方交付税交付金は1.9%増の15兆5671億円。