就労世代のがん患者が増えている。5年生存率も向上して、働きながらがん治療を続けるケースもあるが、一方で離職し治療費のことで悩む患者も多い。スムーズに治療を継続するためには就労支援が欠かせなくなってきており、そのための支援プログラムを用意する医療機関もでてきた。今回は先進的に取り組む2病院で、取り組みや患者のおかれている状況について取材した。
■中長期の癌治療を継続するための就労支援厚労省の治療両立ガイドラインと医職連携
【各施設の事例】
・労務専門職と医療福祉の連携によるグループ療法で就労支援を展開
(聖路加国際病院相談支援センター)
・復職コーディネーターがアウトリーチ多職種連携で就労継続をサポートする
(東京労災病院医療サポートセンター)