来年4月から消費税率が8%に引き上げられることを受け、日本医師会の横倉義武会長は2日の会見で、「あえて国民に負担を強いる厳しい決断をしたことに心から敬意を表したい」と述べた。
安倍首相の会見によると増税分の使途は社会保障の充実に充てるとしているが、その多くが基礎年金の財源の不足分に充てられることになっている。横倉会長は、「かかりつけ医を中心とする地域のニーズにあった医療提供体制の構築が極めて重要」と述べ、超高齢社会を支える地域医療提供体制の充実に向け、消費増税分からできるだけ多くの財源を充てるよう求めた。