厚生労働省は最新版の「2023年度 介護保険事業状況報告（年報）」を公表した。24年３月末の状況をまとめたものだ。介護保険事業の実施状況を把握するために実施されている調査で、政府の施策を検討する基礎資料である。そして介護保険事業を展開する際の貴重なマーケティングデータとして、利用者と事業者の視点から報告書を読み解く。

■要介護認定者の軽度化と
重度化の二極化がさらに進む

■介護医療院の利用が大幅増
要介護5を中心に入所が増える

■１人当たり給付費の第１位は大阪府
最小の栃木県と10万円の差が

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