財政制度等審議会は５月27日、社会保障関係費の増加分は高齢化による増加分の伸びにおさめることを目指す」などと提言した建議「激動の世界を見据えたあるべき財政運営」を、加藤勝信財務相に提出した。その提言内容を本稿では社会保障、さらには医療分野を中心に一部抜粋し報告する。なおこの建議は、６月の「骨物の方針2025」や社保審、中医協などの論議の参考とされる。

■社会保障関連費の増加、
高齢化の増加分におさめる方針に

■急性期拠点機能で病院の絞り込みを
医師の最適配置を踏まえた診療所の整備

■25年への改革を引き継ぐ改定を
報酬面からも地域間の医療資源をシフト

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