一般社団法人全国医師連盟(中島恒夫代表理事)は16日、14日に東京地裁で判決が言い渡された、国立国際医療研究センター病院ウログラフィン誤投与事故に関し、「医療安全」「再発防止」の観点から、この医療事故がシステム・エラーであるとした緊急声明を発表した。
声明では、医療者個人の刑事罰が医療安全に寄与しないことは歴史が明らかにしていると指摘。国民が医療安全の向上を願うのであれば、そして、今年10月1日から運用が開始される医療事故調査制度を医療法に記されている『医療安全』のために活用するのであれば、業過罪の速やかな改廃が必要であることを主張した。