患者や国民はがん治療に、どのような予防や医療体制を期待しているのか。さらにはがん治療に関わるどのような福祉が求められているのか。これまでになく、生活の中で治療していくことが社会的要請となっている。そのようながん治療への社会的ニーズを具体的に探る「がん対策に関する世論調査（2023年７月調査）」が昨年末、内閣府から公表された。調査結果からがん治療のこれからを探る。

■「がん治療への不安感」、
「治療支援の情報不足」が課題に

■がん検診の未受診は６割に
「費用が高い」「忙しい」と先送り

■医療職などの相談援助で
治療と生活との両立を支援


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