女性の社会進出、共働き世帯の増加、核家族化などを背景に、女性の産後の負担を軽減しようと、世界で注目を集める産後ケア。中でも、質量ともにそろった韓国の「産後調理院」がひときわ脚光を浴びている。「調理」とは「心身を調える」の意。母親になった女性たちが産後2~3週間、施設でゆったり過ごし、出産という大仕事をやり終えた後の心身の回復を図り、スタッフのサポートを受けながら、育児という次の大仕事へのスタートを切って行く施設。女優小雪さんの利用で、日本でも話題となった。産後うつ解消の効果も喧伝される。各国から問い合わせや視察が相次ぎ、日本や中国への開設も始まった。韓国・釜山から現況とともに、国内の状況をあわせ8ページにわたりリポートする。≪続きは「医療界レポート」2015年5月4-11号≫