佐久市の社会医療法人恵仁会(黒澤一也理事長)は2月にくろさわ病院と介護老人保健施設「安寿苑」などが入る複合施設の移転新築工事に着手する。病院・老健の両施設利用者の早期退院や在宅復帰を手厚く支援するため、リハビリ機能の充実に重点を置き2017年4月の開業を目指す。
両施設が入っている現施設の老朽化と狭あい化に伴い、佐久市中込1丁目17番地8外の商業施設跡地に移転新築する。工事費は約50億円。
建物は地下1階、地上7階、延べ床面積は1万4495㎡。主に、1~4階が病院部門、5~6階が老健部門で、地下1階は厨房とエネルギーセンター、7階(屋上)は機械室となる。また、施設の一部に佐久市の文化施設(中込会館)が併設され、まちづくりにも貢献していく考えだ。(2015.1.29)