JA長野厚生連佐久総合病院(伊澤敏統括院長)の本院再構築が、来年1月17日の第2期工事起工式を経て本格的に動き出す。外来・入院といった診療機能を維持しながら、現地で順次解体や改修を行い、新棟も建設する。4年4カ月後の2019年4月、309床の病院として新たにスタートする計画だ。
高度・急性期医療を担う佐久医療センターとは明確に機能を分け、慢性期医療やリハビリなどに一層力を入れた病院へ再編。総合診療や地域包括ケア、健康づくり活動といった7つの特長を掲げる。
新棟は地上5階建てで、北病棟や旧精神科病棟を解体して建設する。1階に薬局やレストランなどを置き、2~5階は病棟とする。このほか、成人病棟の改修や本館の解体、新棟と外来棟をつなぐ渡り廊下の増築などを順次行っていく。駐車場は、既存の立体に加えて新たに平面もつくり、400台弱のスペースを確保する予定。1日の外来患者は900人を目標としている。(2014.12.26)