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佐久医療Cが「心不全ケア外来」を開設 全国では取り組み低調

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 心不全の悪化や再入院を防ごうと、県厚生連佐久総合病院佐久医療センター(渡辺仁院長)は、慢性心不全看護認定看護師が治療生活をサポートする「心不全ケア外来」を9月に開設した。現在10人を受け持ち、「相談できる場所があって安心できる」など患者本人や家族からは好評だ。一方で、同様の専門外来は全国でも数少なく、ニーズは高いが取り組みが進んでいない。同センターが把握しているのは全国でわずか数施設、関東圏では同センターが初の試みとなり、注目が集まる。

■毎週火曜日に開設、60~80代の男性患者が中心
 同外来を担当するのは、県内でわずか5人、佐久病院グループでは唯一の慢性心不全看護認定看護師となる青木芳幸氏。同センターの循環器内科外来を受診し、医師の指示、または患者や家族が希望すれば、毎週火曜日の午後に相談を受ける。
 現在受け持っている10人は、60~80代の男性が中心。服薬量の多さや高齢による認知機能低下などで、生活改善に前向きになれない人が多いという。青木氏は自宅での生活状況などを聞き取り、患者の意欲が上がるよう意識しながら治療の必要性を説いている。
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