JA長野厚生連など県内のJAグループは20、21の両日、佐久総合病院で「すべての人々に健康を~孤立を生まない地域づくり」をテーマに第58回農村医学夏季大学講座を開いた。保健・医療・福祉の第一線で真摯に活動している人をたたえる「若月賞」の受賞講演ほか、シンポジウムや寸劇などを行った。
20日の若月賞受賞講演では、弘前大学大学院医学研究科社会医学講座の中路重之特任教授が、「長崎人が青森の短命県返上活動にかかわって」と題し、健康づくりの原則や青森県の健診受診率が低い現状などについて紹介。10年後に予想される60兆円の医療費は一国では賄えないとして「今こそ自分の健康は自分で責任を持つ時代が来た」と強調した…【7月26日号タイムスFaxに掲載】