災害発生時の精神保健医療ニーズを把握し、専門的な精神医療を提供する「長野県災害派遣精神医療チーム(DPAT)」の災害時統括体制などを規定した活動マニュアルの概要がまとまった。11日に県庁で開いた災害時の精神医療体制整備検討委員会(樋掛忠彦委員長=こころの医療センター駒ケ根院長)で、県DPATの設置運営要綱案とともに県が明らかにした。委員からは、発災時に設置するDPAT調整本部で統括機能を担う「DPAT統括者」の早急な任命を求める声や、調整本部長を統括者が務めるべきなどの意見があった。県はこれらの意見を集約して今月中に要綱とマニュアルを確定し、年度内にも県DPATの登録につなげたい意向…【1月15日号タイムスFaxに掲載】