第7次県保健医療計画策定に向け、がん・生活習慣病・歯科・医薬分野の具体的課題について協議する4回目のワーキンググループは23日、県庁で開き、分野別の素案を確認した。歯科保健・医療分野では、定期的に歯科健診を受ける人の割合を年代別のグラフで示したほか、数値目標に摂食嚥下医療を提供する各医療機関数を新たに盛り込んだ。
このほか、脳卒中対策の施策展開で、外科手術や脳血管内手術の適応例に対して来院後速やかに実施できる体制や、実施可能な医療機関との連携体制構築を目指すとの文言を付加。心血管疾患対策の目指すべき方向として、再発や合併症を防ぐための運動・食事療法、患者教育などを含む多職種による多面包括的なリハビリテーション実施可能な体制作りを明記した。
糖尿病対策では、重症化予防への取り組みに関する数値目標に「糖尿病の専門治療を行う医療機関数」を追加。現状の107病院を23年度までに増加させるとした。
分野別の検討は最終となり、来年2月の策定委員会で計画案を決定する…【10月26日号タイムスFaxに掲載】