県の第7次保健医療計画策定に向けた精神疾患ワーキンググループ(伊澤敏座長=佐久総合病院統括院長)は1日、県庁で3回目の会合を開き、現状と課題や今後の方向性、数値目標について意見交換した。数値目標項目の一部修正や、精神医療圏を第6次計画と同様に東北中南信の4医療圏に設けることなどを確認した。
数値目標の指標について、県が「継続的に診療している患者について夜間・休日も対応できる体制にある医療機関数」の項目を提示。委員から「22診療所の数は正確なのか」と指摘があり、「全県の診療所調査については困難」と判断し、この項目を数値目標から外すことにした。
保健医療計画の対象とする精神疾患領域は、患者の利便性を第一に考え、今までの統合失調症や認知症、発達障害などのほか、てんかんを加えて12領域とすることを決めた。
このほか、精神疾患の医療連携体制や目指す方向性などを確認した。今回の意見を踏まえ、最終となる10月27日の第4回会合で同ワーキンググループとしての素案をまとめる。【9月6日号タイムスFax】