第7次保健医療計画の策定に向けて専門的な観点から調査審議する、県医療審議会の保健医療計画策定委員会(委員長=久保惠嗣県立病院機構理事長)は21日、県庁で3回目の会合を開いた。
計画に盛り込む「目指すべき姿」に、健康長寿に向けた県の具体的な取り組み姿勢や、県の健康長寿の要因などを付け加えるとしたことに関し、各委員から「チーム医療で連携して取り組むという部分を入れる方がいいのでは」「元気な人たちにも目を向け、ロコモやフレイル予防の観点も盛り込んだらどうか」「小児の死亡率が低い点にも注目してほしい」などの意見が出た。
この日の委員会では、5月から6月にかけて開いた2回目の各ワーキンググループの議論や検討状況を共有したほか、二次医療圏の設定について、現状どおり10の医療圏を維持することを確認した。
策定委員会は、今後2回実施する各ワーキンググループの検討を踏まえ、年内に計画素案を作成。来年2月には計画案を決定する。【7月25日号タイムスFaxに掲載】