県立木曽病院(井上敦院長)に11日、県医師会と木曽医師会から6月25日に発生した地震による被害の見舞金として10万円が贈られた。見舞金を受け取った井上院長は、「患者が無事で良かった。心配かけて申し訳ない」と話した。同院によると、見舞金は地震によって壊れた建物の修理代に充てるという。
同院は地震により北病棟4階のスプリンクラーが破損し、病室が水浸しになる被害を受けた。だが、職員の迅速な対応によって患者にけがはなかった。
このほか、病棟の壁に亀裂が入ったり、エレベーターの隙間から水が流れ1階まで到達し、エレベーター1基が数日間使用できなくなったりするなどの被害に遭った。
代表で見舞金を手渡した、木曽医師会の奥原佐会長は「今後も木曽地域唯一の災害拠点病院として、しっかり対応してほしい」と述べた。【7月13日号タイムスFaxに掲載】