今春の叙勲で旭日双光章を受章した窪田貞喜氏(元松本市医師会長)の受章祝賀会が2日、松本市のホテルで開かれ、122人が参加して窪田氏の受章を祝った。
窪田氏は松本市医師会長のほか、信大医学部松医会長、同大同窓会連合会代表、同大第一外科同門会長、同大外科同門会長など要職を歴任した。救急医療功労や労働衛生功労で知事表彰や長野労働局長表彰を受賞している。
祝賀会で発起人代表の杉山敦松本市医師会長は、「松本地区の救急体制や地域医療の構築に尽力され、現在は顧問として後輩を導いていただいている」。また、同じく発起人代表の信大名誉教授で同大医学部松医会長の勝山努氏は「救急の創設など大学がやるべき業務と、進むべき道を示していただいた。今でも高度救命センターの除幕式は鮮明に覚えている」と、それぞれ窪田氏の功績をたたえた。
祝辞では、関隆教県医師会長の「看護師の地元定着と資質向上のための良好な環境づくりに尽力された」とのメッセージを関健副会長が代読。小宮山淳元信大学長は「分散している各学部の猛者をまとめ、卓越したリーダーシップで信大同窓会連合会を設立したことは、いまの信大の発展につながっている」など、叙勲受章をたたえる賛辞が相次いだ。
窪田氏は「この度の受章は、長年にわたる皆様のご指導とご支援のたまもの。一日一日を大切に過ごし、新医師会館の完成を楽しみにしている」と謝辞を述べた。
琴奏者の有賀雅栄さんが「六段の調」を演奏し、祝賀会に花を添えた。【7月6日号タイムスFaxに掲載】