長野中央病院(山本博昭院長)は、2階の産婦人科病棟があった場所を整備し「緩和ケア病棟」を立ち上げ、3日に運用を開始した。個室を含めた12床でスタート。同病棟を担当する消化器内科医長の松村真生子氏は、「医師をはじめ看護師や薬剤師ら多職種で連携することが重要」と話し、さまざまな角度からがん患者をサポートしていく。
同病棟は、がん患者の体や心が苦しくなるなどの症状を緩和して支援するのが役割。個室8室、2人部屋2室の計12床を配置し、家族控室や共同キッチンなども設置した。
がん患者の不安を少しでも解消するためには、多職種の介入が必要。医師や看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、管理栄養士、医療相談員、臨床心理士らがチームを組んで支援していく。
松村氏は、緩和ケア病棟を開設するために4~5年間準備してきたとして、「まだ始まったばかりだが院内の教育を一層強化し、職員全員の意識を高めたい」とし、さらに、「まずは院内の患者を救っていき、将来は病病・病診連携を図り、できるだけ多くの地域の患者を受け入れいきたい」と抱負を語った。
現在県内で緩和ケア病棟があるのは、新生病院(上高井郡小布施町)、愛和病院(長野市)、岡谷市民病院、諏訪中央病院(茅野市)、長野中央病院の5機関。【7月4日号タイムスFaxに掲載】