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医療トピックス[長野県版]

7月「県立信州医療センター」に名称変更、東棟開設 ~県立須坂病院

医療タイムス 長野県版 2017.06.28 
医療ニュース
県立須坂病院(寺田克院長)は7月1日、昨年8月から進めていた新築工事の東棟がオープンし、病院名を「県立信州医療センター」に変更する。寺田院長は、県立病院機構の中核病院としての役割を明確にした新名称とともに診療機能を強化させたと話し、「地域への還元を図るほか、新しい施設・設備は県内の多くの医療従事者に利用してほしい。教育や研修を通じ、人が集まる病院になればいい」と抱負を述べた。7月1日には、新名称看板除幕式と内覧会を行う。
 3階建て新棟の1階は外来部門で、外来化学療法室を8床から10床に増やし、がん通院治療を強化させた。また、病・診・介の連携や在宅復帰支援充実のための地域医療福祉連携室を置いた。
 2階の内視鏡センターは検査ベッドを3床から5床に増床し、がん診療への対応や健診でのがん早期発見機能を向上させたほか、医療従事者の学習用にも余裕を持たせた。
 3階は健康管理センターで、人間ドックの受け入れ枠拡充や、運動指導が行えるストレッチスペースの確保などにより、地域の予防医療に貢献していく。
 7月中旬から改修に着工する既存棟には、県唯一の第一種指定感染症センターを設置するほか、遺伝子検査室、県立機構本部の研修センターなどを移設・拡充する。10月21日の病院祭にグランドオープンする。 
 総工事費は約6億8000万円。延べ床面積約1370㎡。
 なお、昨年8月に体制が整わなくなり分娩取扱いを休止していた産科は、6月から再開。すでに4人が誕生し(27日時点)、7月末までに8人が出産を予定している。【6月29日号タイムスFaxに掲載】
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