県臨床検査技師会(村山範行会長)は4日、松本市で2017年度定時総会を開き、16年度事業報告や決算報告、17~18年度役員の選出を行った。村山会長はあいさつで、主な事業として第41回県臨床検査学会、年代別研修会の充実、認知症対応力事業を振り返り、「年々増加し1300人を超す会員らの協力のもと、公益、学術ともに活発な活動ができた」と謝辞を述べた。
16年度事業では、臨床検査や検査技師の資質向上をテーマに開いた県臨床検査学会に会員約400人、一般市民130人が参加した。技師長ミーティングの名称で開いた管理者研修、中堅職員研修など年代別研修の充実により、青年局と同様に横のつながりを強化した。また、日臨技のモデル事業として認知症対応力事業に取り組んだ。
17年度事業計画では、12月に信大病院で第42回県臨床検査学会を開催する。公益事業では、県が取り組む「世界一の健康長寿を目指す信州ACEプロジェクト」に関連付け、技師会が行う「健康と検査展」「がんイベント」「感染症予防啓発事業」などにより、県民の健康増進に貢献する。
また、定時総会に先駆けて行った公衆衛生事業功労者表彰式では、厚生労働大臣表彰の平野孝明氏、県知事表彰の川上由行氏、長臨技永年職務精励者表彰16人をそれぞれ表彰した。
■ 村山会長を再選、2期目へ
役員改選では、会長に村山範行氏(安曇野赤十字)を再選した。村山氏は2期目。
副会長以下は次の各氏を選出した(敬称略)。
▽副会長 實原正明(飯田市立病院)、櫻井博文(長野市民病院)▽常務理事 宮原祥子(伊那中央病院)【6月6日号タイムスFaxに掲載】