相澤病院は1日付で、院長代行の田内克典氏を院長に昇任すると発表した。前院長の相澤孝夫氏は5月27日付で日本病院会長に就任し、東京などでの公務が増えることから、院長退任を同30日に開いた理事会で決めた。相澤氏は、引き続き慈泉会理事長・最高経営者を務める。
新院長に就任した田内氏は1983年富山医科薬科大学医学部卒。91年同大学院医学研究科修了、95年同大第二外科助手を経て、2000年同大第二外科講師。01年から相澤病院消化器外科統括医長として着任し、05年同院院長補佐、12年同院副院長を歴任し、16年同院院長代行に就任した。
田内氏は院長代行のほか、JCI特命ディレクター、がん集学治療センター長、外科センター長を務めていた。診療科を越えた患者本位の「がん医療」を推進したほか、患者安全の確保と医療品質の向上を目指す「国際認証(JCI)」の取得など同院を牽引してきた。今後もこれまでの取り組みを一層推進し、地域医療に貢献していくとしている。【6月2日号タイムスFaxに掲載】