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医療トピックス[長野県版]

第16回医療マネ学会に337人 唐澤地方創生総括官が講演

医療タイムス 長野県版 2017.05.23 
医療ニュース
 第16回日本医療マネジメント学会県支部学術集会は20日、「医療を通じて地域に貢献する」をテーマに、安曇野市の安曇野スイス村サンモリッツで開き、337人が参加した。主幹病院は安曇野赤十字病院で、学術集会長は同院の中野武院長が務めた。
 招聘講演は、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官の唐澤剛氏が「地域包括ケアと地方創生」をテーマに話した。唐澤氏は、地域包括ケアを進める上で、医療と介護の連携がポイントだとし、「急性期病院は退院後の患者予後を訪問看護職員やケアマネジャーなどから聞いてもらいたい」と急性期医療に言及した。急性期を退院した高齢者は別の疾患で再入院するケースも多く、入院中に自宅での療養環境を前提とした、自宅でのリハビリや療養の仕方、家族への指導などを教えなければならないと強調した。「地域包括ケアの出発点は急性期であり、急性期は医療介護連携の一員でもあるとの認識を持つことが重要」と話した。また、同氏は「超少子高齢社会を乗りきる方法は、地域包括ケア以外にない」と結んだ。
 このほか、特別講演は田無病院(東京都西東京市)院長の丸山道生氏が「老いても足で歩くまち、老いても口から食べるまち」、基調講演は宮田和信支部長(相澤東病院長)が「地域における地域包括ケア病棟の役割」をテーマにそれぞれ話した。ランチョンセミナーは、安曇野赤十字病院統括院長補佐で第一内科部長の床尾万寿雄氏が「慢性腎臓病合併高血圧における降圧療法」と題し講演した。
 来年の学術集会は、JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院が主幹病院で、同センターの小池健一統括院長が学術集会長を務め、2018年5月12日(土)に長野市のJAアクティホールで開く予定。【5月24日号タイムスFaxに掲載】
日本医療マネ学会
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